スポーツをやることで自分の人生を肯定できる
今日もある方とお話しさせていただいた時に、自分のある想いに気が付きました。
それは、「なぜボクシングをやってるんですか?」という、これまでもたくさん頂いてきた問いに対する答えだったのですが、、、
今までの僕は、そういった質問に対し、
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・「ボクシングを食える仕事にしたいから」
・「まだ未練があったから」
・「僕を見ている人に勇気を与えたいから」
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などと伝えていました。
もちろんこれは本当のことですし、この気持ちがあったから復帰したことは間違いありません。
でも、それ以上に、自分の中でしっくりきた答えがありました。それは、 「自分の人生を肯定するため」 という想いです。
綺麗事を抜きにして言えば、全ては自分のためなのかもしれません。
だけど、自分が自分のことを肯定できた時以上に、真の充実を感じることはないのではないかなと、僕は思います。
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▼誰もが自分の人生を肯定したい、はず。
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誰かに勝つことも、成功したいと思うことも、ボランティアをすることも、その全ての最終地点は、
「自分を肯定するため」
だと僕は思います。
僕はスポーツで生きていけないと気づいてから、自分のことを一切肯定することができなくなりました。
自分には価値なんてないと思って生きてきました。
だから、それからの僕の人生は、常に人からの評価を気にしていて、いかに「凄いね!」と言われるかどうかに、力を注いでいました。
そんな自分では、たまに良い評価を受けたとしても、心が充実することはありません。
なぜなら、自分が自分のことを全く肯定できていなからです。
「自分が心からワクワクすること」ではなく、「人からどう思われるか」ばかりを気にしていたからです。
そんな時、小さい頃から夢見ていた「スポーツで生きていきたい」という思いがもう一度心の中に芽生え、ワクワクし、僕はもう一度プロボクサーになることを決めました。
「人のため」の奥には常に、「自分のため」があります。
「自分のため」に動き、「自分は自分で生まれて本当によかった」と自分自身が心から思えた時、その溢れた愛が周りに伝わって、人の心を動かすことができるのだと僕は思います。
過去の僕のように、「自分なんて・・」と思っている人は、きっとたくさんいるように感じます。
そういった人たちに対し、こんな僕が(無名中の無名のプロボクサーが)また0から夢を叶えようと、恥ずかしげもなく行動している姿を見せ、
「アイツができるなら、自分だってまだできるかもしれない」
と、そんな一歩を踏み出すキッカケを与えられたら最高です。
そして、「どんな場所からでもまた挑戦できる」ということを間近に感じてもらい、そのままの自分を愛せるようになって、僕のサロンメンバー全員が、
「自分に生まれて本当によかった」
と、自分の人生を肯定できるようになることが、僕の願いであり、ボクシングをやっている大きな意味です。
他人からの評価ではなく、自分が自分を肯定できるように。 僕はそれをボクシングというツールを通して実現し、それを見たメンバーの皆さんにも、そんな感情を連鎖させていきます。
まずは、僕自身が僕の人生を肯定できるように、ボクシングができる喜びを感じながら、日々生きていこうと思います。
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