マウントを取られちゃう。
僕は一度目の現役時代、3勝9敗2分という戦績で引退しています。
だから、「プロボクサーだったんですか!凄いですね!」と言われても、
「そんなことないです。このくらい誰でもできますよ。」
って答えてました。
今考えると、めちゃくちゃ失礼な態度ですよね。。
プロは結果が全てだと思ってたので(もちろんそうなんですが)、勝ちよりも負けの方が3倍も多かった自分には、プロボクサーとしての価値なんて1ミリもないと思ってました。
だけど___。
今は少しだけ、こんな自分にも価値があると思えています。
それは、こんな僕だからこそ、世界チャンピオンではできないことができると思ったから。
無名の僕が成し遂げるからこそ、それを見た人たちに、
「もしかしたら自分にも___。」
と、勇気を抱いてもらえると思ったからです。
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▼マウントを取られちゃう
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物事の価値は"希少性"ですが、今の時代はものすごく、承認欲求が高いように感じます。
その観点から考えると、誰もが「私を見て!」と思ってる中、「私を利用して」と思ってる人は少なくて、「私を見て!」と思ってる人には、どう考えてもポイントが行きにくそうです。
なぜなら、多くの人がそう思ってるということは、それを与える側の人は必然的に少なくなるから。
じゃあどうやったら自分を見てもらえるかと考えたら、やっぱり自分本位はいけなくて、特に、僕のような弱者の人間であればあるほど、まずは「貢献側」に回る必要があるんじゃないかなと思います。
そういった意味でも、僕はマウントを取られてもいいと思ってて、「アイツができるなら自分だって余裕だよ」と、舐められてもいいと思ってます。
それで行動に移す人が増えれば僕は本望ですし、僕を見て一歩を踏み出す人が増えれば、最終的に僕のもとには必ず、感謝が集まってくると確信しているからです。
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▼「クオリティ」ではなく「求められる数」
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どんなにクオリティが高くても、それを求める人がいなければ、そこにはあまり価値があるとは思えません。
逆に、クオリティは並大抵でも、付加価値によってたくさんの人に求められていれば、そこにはクオリティ以上に大きな価値があると思われます。
だから、人から見られたいと思う承認欲求自体が悪いのではなくて、「どうしたら人に見られるか」をしっかりと考えるべきだなーと思いました。
僕にとってその答えは、「まず与える」というのは当然のこと、
「いかにマウントを取られるか」
だと思ってます。
それこそが、「アイツにできるなら自分にもできる」と思われることで、僕のことを舐める人が増えれば増えるほど、僕のもとにはポイントが返ってくるんです。
もちろん、そのためにはしっかりと結果を出す必要があって、ただ舐められるだけの存在では、誰も僕のことを必要とはしません。
だから僕は、無名のプロボクサーでありながら後楽園ホールを満員にして、マウントを取られつつも、その結果を通して人から求められる存在になろうと思います。
これからも引き続き、その過程を共有していきます!
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