ボクシングと手段と目的と。 | ブログ

こんばんは！

今日は、また新しい方とお会いして、僕の理念や事業についてお話させて頂いたのですが、自分の潜在的な気持ちに気づくことができました。

それは、 「僕がなぜボクシングをやっているのか」 ということです。 

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▼できればボクシングなんてやりたくない

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僕はプロボクサーではありますが、ボクシングがやりたくてやりたくてどうしようもない、、、というわけではありません。

ボクシングは、「僕の使命を叶えるための手段」であって、決して「目的」ではないんです。

今までは、ボクシングを通して、 「ボクシングを食える仕事にすること」 が、僕の使命だと思っていましたが、実はそれすらも手段であり、本当はその先に、もっと叶えたい未来があることに気が付きました。

それは、小さい頃から思い描きながらも、いつの間にか自らフタをしてしまった、この想いでした。

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▼背中で語り人に影響を与える、そんな父親のような人間になる

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僕の父親は、無口で口下手で、巨人が負けると機嫌が悪くなる、そんな典型的な頑固親父でした（今も元気に生きております）。

小さい頃は、そんな父親が大好きで、朝早くから弁当と水筒を持ち、大きなトラックに乗り込んで山仕事に向かう姿が、今でも僕の頭に鮮明に焼きついています。

でも、僕は大人になると、いわゆる「成功者」と呼ばれる人たちに会うようになって、その人たちはもれなく、「コミュニケーション能力」に長けていました。

いつしか僕は、そういった人たちに憧れるようになり、その人たちみたいに喋りがうまくなって、女性を口説けるようになって、収入を上げて、良い家に住んで・・・。

そんな”成功”を目指し、それらのスキルを学ぶようになりました。

ですが、それらを学んでいくうちに、自分が人生に疲れ切っていることに気が付きます。

それを経て（全てを書くと長くなるので省略します）、僕はプロボクサーとして復帰することに繋がるのですが、何が言いたいのかといいますと、僕の本当の想いは、

「自分を取り繕ってカッコつけ、自分に嘘をつきながら世の中の成功者と呼ばれる人のようなスキルを付けること」

ではなく、

「小さい頃に心の底からカッコいいと思った、頑固で口下手な父親のような男になること」

だったということです。

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▼父親のような人間が成功できる世界を創りたい

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僕は本当は、父親のような男に憧れていたのに、いつしか世の中の成功に自分を合わせ、本当になりたかった自分を忘れていました。

そんな中、もう一度プロボクサーとしての復帰を促された時、僕は本当は、 「背中で語って人に影響を与える」 そんな、父親のような人間になりたかったことを思い出しました。

だから、殴られるのは本当は怖いし、あの苦しいトレーニングと減量をまたやるのかと思ったら気が引けたし、死ぬかもしれないスポーツをやる必要があるのか？と自分を疑ったし、

そんな感情もたくさん芽生えましたが、自分の心から湧き出た想いには、勝るものがありませんでした。

ボクシングは、僕の使命を叶える”手段”であり、”目的”ではありません。

僕の使命は、 「父親から教わったことが正解だったと胸を張って言えるようになること」 です。

無口で口下手でも、父親のように熱い想いがあって、だけどそれを伝えることができなくて、誤解され、悔しい思いをして、大切な人を失って、それでも夢を諦めきれなくて・・。

僕自身がそういう人間だったからこそ、そんな人たちを救う男になって、「それでも成功できるんだよ」ということを伝えたい。

そうすれば、父親の教えが正しかったと思えるし、父親の人生を肯定することができると思いました。

だから、まずは僕が後楽園ホールを満員にして、僕のような人間でも成功できるということを証明し、生きづらさを感じている人や、悔しい思いをたくさんしてきた人たちに、そのままの自分で成功できるということを、胸を張って伝えたいと思います。

そのための手段がボクシングであり、ボクシングを通して、僕の使命を実現たい。

僕がその使命を実現することで、父親の人生を肯定できることはもちろん、僕の姿を見て勇気を抱き、一歩前に踏み出すことができる人が増えるはずだと思っているので、僕はこれを諦めることができないんです。

今日はそんな想いに改めて気づくことができたので、皆さんにお伝えさせていただきました。

それでは、今日はこの辺で失礼します。